ご要望の高かった、ゴムダルが完成しました!TK-802BL専用で、ベアリング対応です。PU製なので、高負荷に耐え、耐久性も高く綺麗に回ります。薄物、繊細な革、ソフトでスムーズな送りを必要とする素材に応えます。通常は、右のノーマルビアダルで、もちろん問題なく、十分にご対応いただけます。
漉き機での作業は、ヘリを薄くする段漉きから始まります。革漉き機の導入当初は、それだけで大満足!という方も、だんだん慣れてくると、ベタ漉き、斜め漉き、幅広の斜め漉き、特殊漉き。。。と、制作されるものの幅が広がるのと同じく、さまざまな漉きへ挑戦したい、という気持ちが芽生えてきます。それは、漉き機がしっかりとご自身の道具になってきた証拠でもあります。
硬いヌメ革や、やわらかなヤギ革、エキゾチックレザーなど、以前は敬遠したり興味がわかなかった素材も、視野に入ってきます。素材によっては、より適した押さえ金の種類や、ビアダルなどを変更する場合があります。
先日、電動革漉き機をご購入頂いたお客様は、以前、替刃式の手動革漉き機をお使いでした。段漉きがメインでしたが、オーダーが増えるにつれ、扱われる素材の種類も増え、より高度な作品を作りたいと、限界を感じて電動革漉き機の導入に踏み切られたとのことです。革漉き機は、革を切る刃がそれこそ命なので、替刃だとどうしてもすぐに刃がなまり、コストもかかっていたそうです。
初めはおっかなびっくりで始めた漉き機にもすっかり慣れ、微妙な厚みも自由に出せるようになり、これからは新しい素材と作品作りに入るとのことでした。
ゴムダルは、オプション品で、絶対必要なものではありません。ただ、素材によっては、素晴らしく漉きやすく、綺麗な仕上がりになりますので、ご用途によってはぜひお求めください。