初夏の日差しになってきました。しばらくブログの更新ができていませんでしたが、大忙しのZIT TOOLS一同でした。
弊社の新事務所が練馬区に竣工し、新たな一歩です。新事務所については、また詳細改めてお知らせいたします。
先日、新型の電動革漉き機TK-802BLがついに発売となりました。TAKINGの製造技術部が総力を結集し、研究開発した自信作です。
漉き機の改良というと、いったいどこに改良の余地があるのか?と思われがちです。
革漉き機自体がある意味、とても合理的な構造で、完成形のイメージが強い機種だからです。
従来型のTK-801BLの性能も非常に良かったので、日本の技術部でも新しいTK-802BL(見た目や、構成部品の種類は変わりません)の性能は実際に漉くまで未知数でした。いざ試してみると...驚きの結果でした。
まず、圧倒的な安定感です。言葉でお伝えするのは少々難しいのですが、漉いたとき、革の流れ方や送りがはっきりわかるほど安定感があります。「なめらか」というのでしょうか、ブレがない、流れるような漉きができます。難しいはずのベタ漉きも、漉き機初心者の、当店スタッフが試してみても、綺麗に漉けました。
漉き機のページでも少し紹介していますが、ビアダルのシャフト、砥石支えやその他にベアリングを組み込み、しっかりと回り続けます。
左図で示した通り、ビアダルの軸が一回り太くなっています。砥石受けも大きく、しっかりと回転運動を支えています。
TAKINGの漉き機が、一般的な漉き機と大きく異なる点として、主軸もベアリングで受けているので(ここは801BLも同じです)、耐用年数、ブレのなさ、といった大切なポイントが秀でています。メンテナンスもとても簡単です。注油がほとんど不要で、主要部品の消耗劣化が格段に抑えられています。
すでに802BLをお届けしたお客様方からも、感激のご感想多数いただいており、TAKINGの社長や技術部が、自信をもって発表した新モデル、さすがの完成度です!